エチオピア モカ シャキッソハニー
2018年7月7日
酸味を感じる香りだが、酸味をあまり感じない。苦味もない。飲んだ後の香りにフルーティを感じる。
スペシャルティ産地として名高いシダモ地方のシャキッソ地区の豆。ハニーは近年注目されている精製法「ハニー(ミエル)プロセス」によるもの。コーヒーチェリーの表面だけをはがし、ミューシレージ部分は残したまま乾燥させるので、乾燥期間に外側のミューシレージの水分が蒸発しながら蜂蜜のようにベタベタする。
2018年11月2日
さっぱりとして、酸味は強くはない。苦味はナシ。かといって、甘みもほとんど感じない。
香りに酸味は感じないが、豊かさはあまりない。
でも、バランスがいい。
エチオピアのコーヒー
エチオピアはコーヒーの樹の原産地。その後、アラビアに伝えられたとされる。エチオピアの羊飼いカルディの山羊が赤い実(コーヒー豆)を食べるのを見てコーヒーの飲用が始まったとされる。エチオピアのコーヒー農地の多くは自然林の原種。古くから交雑が組み合わされた多種類の品種が混ざっている。エチオピアの国土のほとんどは高地。アフリカだが、平均気温が13度。首都のアディス・アベバは標高2,400mくらい。標高が高いために害虫による被害が相対的に少ない。コーヒー豆の木を荒らす害虫があまりいないので、農薬を使う必要がなくオーガニックに近い形でコーヒー豆を栽培することが可能となっている。エチオピアコーヒーは、シダモ (Sidamo)、ハラー (Harrah)、ディマ、レケンプティなど、収穫地の名で販売されている。シダモはコーヒーの女王と言われ、すばらしくフルーティーで芳醇な香りを誇るコーヒー豆。エチオピアのコーヒー豆は世界最高の香りを誇ると言われ、フルーティーな香りと酸味が強いのが特徴。苦味が少なく、コクや甘みはやや控えめ。アビシニア高原のものが有名で、ジャスミンのような香りと例えられる。流通しているモカコーヒーのうち、95%がエチオピア産。モカという名は隣国のイエメンにあるモカ港から出荷されていたため。